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痛風持ちの方が保険に加入する場合の注意点

痛風を患っている方が生命保険や医療保険等の各種保険に新たに加入しようとした場合、加入者の健康状態に関する審査を受けた結果、保険への加入を断られてしまうケースがあります。

痛風持ちは保険の加入に制限あり!?

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痛風は主に食習慣や運動習慣の質に起因する生活習慣病ですので、痛風を患っている方の場合、痛風以外の生活習慣病の発症の可能性も高く、健康を損なうリスクや死亡リスクが高いと保険会社側に見なされてしまう為、生命保険や医療保険等の加入時に制限が課せられたり、加入自体を断られてしまう場合があります。

※適用される制限の内容やその適用条件は保険会社によって異なりますが、およそ5年以内に痛風の通院歴がある場合は「割増保険料」という条件等が課せられる事が多いようです。

病状によっては制限が免除される場合も

正しく痛風治療に取り組む事で尿酸値を正常な範囲内にコントロール出来ていたり、病状の進行や発作を十分に抑える事が出来ている方の場合は、保険会社の査定によって問題無しと判断されれば各種制限を免除して貰う形で保険に加入出来る場合があります。

また、詳しくは後述させて頂きますが保険会社によっては痛風やその他健康上の問題の有無に関わらず加入出来るタイプの保険プランを用意している所もあります。

痛風の告知義務について

保険の加入にあたってはまず自分自身の健康状態について保険会社からの査定を受ける必要があるのですが、その際は自身の現在・過去の病歴について保険会社側に正確に告知する義務があります。

ですので痛風を発症していたり、過去に通院歴があるにも関わらず、その事を隠して保険に加入しようとする事は告知義務違反に当たりますので、その違反が発覚した場合は保険金の支給が取り消しになったり、契約自体の解消等の処置を取られる事があります。

例え痛風を患っていたとしても症状や治療状況等の度合いによっては加入に際しての制限等を免除される場合もありますので、予め保険会社の担当者の方と良く相談し、貴方の痛風に関する病歴や治療への取り組み状況等についても包み隠さず告知するようにして下さい。

告知する上で重要なポイント

保険会社の査定を受ける際は、主に以下のポイントが重要視されますので、査定を受ける前にはこれらの点を予め自身で把握して保険会社側に提示出来るよう準備しておく事が望ましいです。

  • 痛風治療を開始したきっかけ
    (人間ドックの検査で発覚した、発作が起きて痛風の発症を自覚した、等)
  • 痛風発作の有無やその頻度
  • 最近の尿酸値
  • 自身が痛風治療に用いている薬剤について

保険の種類について

生命保険や医療保険には、各保険会社によって様々なタイプのプランが用意されており、その中には一般的なプランの場合には加入を断られてしまうようなレベルの病状を抱えた方であっても、加入が認められる場合がある保険プランが存在しています。

一般的な保険プラン

健康状態の査定が厳しく、十分に痛風の治療がなされていると見なされなければ加入出来ない場合が多々あります。

限定告知型の保険プラン

一般的な保険プランでは加入が厳しかった方の場合でも、限定告知型の保険プランであれば条件によっては加入が認められる場合があります。

無選択型の保険

健康状態についての査定や告知を行う必要が無く、どんな人でも加入する事が出来ます。
とはいえ保険料が割高であったり、各種保障内容が充実していなかったり、給付金等の支給額が低い等のデメリットもありますので、余程の理由が無い限りは素直に痛風治療に専念してある程度症状が改善されてから、別のタイプの保険プランの加入を検討した方が良いと思われます。


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