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「納豆は通風に良くない」のウソ

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テレビやネット等でたまに見かける「納豆は通風に良くない」という通説。

健康食品の代表格である納豆にそんな落とし穴が…と、痛風持ちの人にとって不安になってしまう情報ですが、この説は果たして本当に真実なのでしょうか?

「痛風に良くない説」の根拠について

この説は、どうも納豆がプリン体を多めに含む食品であるという事が根拠になっているようです。

確かに各食品別のプリン体の含有量を調べてみますと、納豆は他の食品と比べると比較的多めにプリン体を含有しているとも言えない事もありません。

沢山食べ過ぎなければ大した事じゃない!

ただ、納豆100g辺りのプリン体の含有量から考えますと、3パック分位の納豆をどんぶりに目一杯入れてかきこむような食べ方でも無い限り、とても悪影響があるとは言えないのではないかと思われます。

流石に一度に納豆をこんなにも大量に食べる人は少ないかと思いますが、普通の人はせいぜい1日に納豆1パックの分量を食べる位でしょうし、その程度ならなんら問題視するようなものではないのではないでしょうか?

また、最近の研究では植物性のプリン体の場合は痛風のリスクにはあまり結びつかないという意見等もあるようです。

食品からのプリン体摂取よりも危険なのは…

そもそもプリン体というものは食品からの摂取よりも、自身の体の新陳代謝やアルコールの摂取等によって体内で生成されるものの方が割合としてはずっと多いとされていますので、プリン体を気にしてやたらと食事に気を使う事以上に、普段の水分不足や飲酒、運動不足等の尿酸値を高めてしまう習慣の方こそにより神経を尖らせるべきと考えられます。

結論「気にせず納豆を食べよう!」

納豆にはプリン体だけでなく尿酸値を下げるとされている葉酸が多く含まれておりますので、痛風のリスクを高める原因になりうるという不名誉なレッテルはむしろ誤解なのではないかと私は思います。

他にも納豆には体に良いとされる栄養成分が豊富に含まれていますし、こんなに良い食品を遠ざける理由も無い筈…。

私としては食べ過ぎたりしない限りは「納豆は食べてもいい」と言いたいですね。


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