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食事制限による痛風改善の今

痛風の改善対策の大きなな柱の一つとしてよく挙げられるのが「食事制限」ですが、この食事制限の考え方にも昔と今とではある程度変化が生まれてきているようです。

食事によるプリン体制限重視はもう古い?

かつては痛風改善の為の食事制限においては食品に含まれる「プリン体」が真っ先に槍玉に挙げられるのが当たり前だったのですが、どうも昨今では以前程食事によるプリン体の摂取の弊害が目の仇にされなくなってきたようで、それよりもっと別の要素の方が食事制限においては重要視されるようになってきております。

これには、食品からのプリン体の摂取よりも、自身の臓器の代謝によって体内で発生してしまうプリン体の方がずっと量が多く弊害も大きいという事が理由になっているようです。

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食事の量を減らして肥満を防止

昨今の食事制限対策においては、食事自体の量を適切に減らして大量に高カロリーを摂取してしまわないような形の食事制限が重要視される傾向にあるようです。

これは肥満が尿酸値を高めてしまう原因になりうるという事が背景にありまして、太っている人の場合は痛風のリスクが平均的な体型の人よりも高まってしまうとされている為、カロリー制限によってまずは肥満を改善する事で痛風自体のリスクも減らしていこうという考え方によるものです。

食べ物に含まれるプリン体云々でいちいち神経を尖らせるよりも、こうしたカロリー制限に配慮した方がよっぽど簡単、かつ効率的に痛風のリスクを減らす事に繋げ易いかと思いますので、いつも自分の腹が満腹になるまでガッツリと食べてしまう方の場合は、まずは真っ先に取り組める痛風対策として自身の大食癖から見直していく事が望ましいでしょう。

ジュース等の「果糖」も要注意!

清涼飲料水や果汁100%のジュース等に大量に含まれる果糖を摂取すると、果糖を分解する再の体内での代謝によって尿酸値を上昇させてしまう原因になると言われています。

夏の暑い季節等では冷たいジュースをガブガブ飲みたくなる気持ちも判りますが、液体での果糖の摂取は吸収もかなり早い為、グンと一気に尿酸値が高まってしまうリスクに繋がりますので、痛風を気にされている方にとってはこういった飲み物は注意したいものですね。

それでもやっぱり一番気をつけたいのは「飲酒」

痛風対策において飲酒制限だけは今も昔も変わらずの鉄板ネタで、避けては通れないものです!
飲酒習慣のある方の場合は他の対策を差し置いても何よりも真っ先に最優先で「飲酒制限」という課題に向き合わなければならないのが、飲んべえな方々にとっては辛い所で御座います。


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